設計士、職人さん、業者さんなど、年齢や立場が異なる人たちを取りまとめながら、「工程管理」、「安全管理」、「品質管理」、「原価管理」を行い、期限までに工事を完了できるように進行させるのが、「施工管理」の主な仕事です。

予め設定した期限までに工事を完了するよう、各作業ごとのスケジュールを作成して効率良く作業が進むように進捗状況を確認しながら工期を管理します。途中イレギュラーが発生することも少なくないため、対応力や段取り力が重要です。

建築現場での事故や労働災害を未然に防ぐため、現場環境を整えて安全を確保します。その他、建築現場周辺の住民や通行人に影響がないように配慮することも安全管理に含まれます。

設計図面や仕様書に基づいて、品質に問題がないか、工法を守っているか、地方自治体によって定められた基準や耐震性、耐火性などの法令の基準を満たしているかなどを確認しながら業務を進めます。第三者機関の検査に立ちあったり、作業の工程ごとに写真を撮って記録を残し、各現場を巡回して進捗確認や修正指示など多岐に渡ります。

住宅毎にあらかじめ決められた予算があります。原価管理は、予算の範囲内で工事が完成するように必要な資材や人件費などの原価を管理する業務です。